今年の夏の体験ー山の中のボロい寮で共同生活を行ったこと
今週のお題「夏を振り返る」
今年の夏の一番のビッグイベントはインターンシップだった。インターンには、その期間の長さによって、長期・中期・短期に分けられるが、今回のは約3週間だったので、中期インターンになるだろうか。
このインターンでは自分の興味のある仕事を学べたことも大きかったが、それ以上に人生で初めて長い共同生活をしたことが記憶に残った。山の中にある小さくてボロい寮、そこに年齢も国籍も違うひとが集まって同じ時を過ごしたのは、いろいろな発見がある、濃い時間だった。
いままでこのくらい長期間の共同生活は一度しかしたことがなかった。大学に入るとき、寮に入るかどうか迷い、人見知りで一人でいる時間も確保したい僕としては、辛いものになると思い、結局一人暮らしを選択した。
何年か前に、一度3週間の合宿を経験した。その時は本当にその時間が苦痛で、人間関係と自分の在り方に悩み、キツさばかりが記憶に残っている。やはり自分はずっと人といるのは無理だ、と感じたのだ。
でもその後、寮生活について色々聞いたり、小説で読んだりして(村上春樹のノルウェイの森の寮の描写には、とても感銘を与えられた)、段々と寮生活、集団生活なるものをしてみないと思ったのだ。
もちろん、人見知りでなくなった訳ではないし、大学生活を送る中で、自分はやはり人とずっといると疲れてきてしまうから、一人きりに時間を確保する必要があることがわかってきた。
でも、そんな中、もう一度集団生活をし、自分がどう感じるのか知りたいと思うようになった。またいろんな人と濃い時間を過ごす中で成長できるのではと思い、共同生活への動機が高まったのだ。
そして、ついに共同生活をする機会がやってきた。そのインターンに参加する学生は滞在中、小さくてボロい集まって寮に泊まる。行く前は自分と同じで大学生ばかりだと思っていたのだが、実際はもっと年齢が高い人、また外国からのインターン生を来ていて、とても幅が広い集まりとなった。
もちろん、キッチンや洗濯機などほとんどのものが共同で部屋は二人部屋。山の中だからお店もwi-fiもない。なんなら電波も弱く繋がりにくい。
自分たちで自主的に、管理を行わないといけない。
こうして今まで全く赤の他人だった人と、寝食をともにする生活が始まった。
つづく